坂倉正紘、田原崇雄、2名の萩焼作家のプロフィールを更新
坂倉正紘、田原崇雄、2名の萩焼作家のプロフィールを更新
江戸時代より古くから続く長門市三之瀬に窯を構える坂倉新兵衛窯、田原陶兵衛窯の次代の担い手である坂倉正紘氏と田原崇雄氏のプロフィールページを更新しました。
坂倉正紘氏は山口県無形文化財に指定されている15代坂倉新兵衛を父に、そして田原崇雄氏は茶陶の世界でも高い評価を得ている田原陶兵衛を父に持つ2人の期待若手作家です。
長門市にある深川三之瀬は、萩焼の歴史においても大変重要な役割を担ってきた萩焼窯元群で、江戸時代初期に長州藩の御用窯として開窯されました。
現在でも坂倉新兵衛窯、新庄助右衛門窯、坂倉善右衛門窯、田原陶兵衛工房の4つの窯元が江戸時代より灯されてきた火を脈々と受け継いできています。
その三之瀬の物原(陶器を捨てる場所)からは萩焼の歴史や変遷を手繰っていくのに非常に重要な萩焼も数多く出土され、12もの部屋を持つ登窯は現在でも三之瀬の谷の中心部に姿を留めています。
今回プロフィールを更新した坂倉正紘氏、田原崇雄氏の両名は共に30代前半で、幼少のころより同じ時間を共有してきた同年代の若手作家です。
これからの萩焼の世界を牽引していくであろう期待の二人。
若い独特な前衛的な感覚と、長い歴史に刻み込まれた上品さとがそれぞれ垣間見える作風、雰囲気を両名の作品から感じられます。
ぜひご覧ください。