萩焼窯元晴雲山岡田窯 登窯窯焚き見学
萩焼窯元晴雲山岡田窯 登窯窯焚き見学
萩焼窯元岡田窯の登窯の窯焚きと窯出しを見学させていただきました。
晴雲山岡田窯は江戸より続く萩焼窯元です。
当代は8代当主、山口県指定無形文化財でもある岡田裕(ゆう)氏。
代表的な作風でもある「炎彩」は、炎をそのまま陶器に表した力強くも気品のある印象を感じさせられます。
その作品の数々は岡田裕先生のお人柄そのものが表されているような気がします。
そして裕先生のご子息の岡田泰氏は萩焼界の若手作家です。
岡田裕先生の作風とは対照的に、「淡青釉」を用いた清々しい青色が特徴的な作品を多く作られています。
陶器でありながら透き通るようなその青い作風は、数々の工芸に関わる賞も受賞され現代の萩焼若手作家を代表する一人でもあります。
登り窯の窯焚きは3月末日。
萩焼の登り窯は丸々一日をかけて焚き上げます。
私は失礼ながら全部を見学はしていませんが、絶えず薪をくべ続けるその様子は、私たちの日常とはかけ離れたどこか神聖な空気が漂っています。
昔ながらの手法を受け継ぎながら常に進化していく萩焼、そして日本の陶芸文化。
世界でもとても珍しい日本のこの大切な文化にとても近い距離で接しさせていただくことは大変ありがたいことで、大事な作業中にお邪魔をさせていただいた岡田窯の方々にも大きな感謝です。
すごくちょろちょろとして申しわけありませんでした^^;
そして約1週間と時間を置いて今朝再度岡田窯を訪問し、窯出風景を見させていただきました。
作品を焼成する大事な作業に引き続き、窯出作業も、土おこしや、ロクロ形成などの長い過程を経てようやく辿り着いたとても大切な作業です。
今日窯出しされた作品もこれから厳しい選定を行って、実際に世に出回るものは限られてきます。
様々な物があふれているこの世の中で、いまだに守られている作り手の心。
本当に貴重な時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
今回の窯焚きの風景は動画にもおさめています。
フェイスブックページにはかいつまんで少しだけ掲載をしているので、もしよければページの閲覧と、萩焼屋フェイスブックページへの「いいね!」をお願いいたします!
今回撮影させていただいた動画は編集をしてYouTubeにもアップする予定です。
今後もいろいろな萩焼作家の方々の作陶風景を写真、動画で皆様にお伝えしていきたいと思っていますのでぜひ萩焼屋のホームページにお越しください。
近日中に、また新しい作品をアップしますのでこちらもお楽しみに!
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