北米の旅 その5
ハワイにやってきました。
滞在先はBrakers Hotel。
ここは裏千家が所有するホテルで、ホテルの隣には立派なお茶室が入った建物もあります。
ホノルルには日本を感じさせてくれる施設はたくさんありますが、ここのBrakers Hotelのお茶室も海外にいながらにして日本を味わうことのできる素敵な場所です。
ここではとある方のお茶椀を拝見いたしました。
まず一つ目は、11代田原陶兵衛先生のお茶椀に、裏千家14代お家元淡々斎様が絵付けをされたお茶椀。
歴史上の一品に思わずテンションも上がります!
そしてもう一品。
萩焼、立鶴の筒茶碗です。
韓国や中国では本来、陶工の名前よりも産地の方が重要視されていたみたいです。
なので作家の陶印という概念はそもそもないそうです。
もっとも現代ではデザイナーやアーティストとしての意味合いで陶工の名前も重要視されていますけどね。
古萩と言われる萩焼初期の作品にもこの陶印はあまり見受けられず、どなたが作成されたかは箱書きでしか判断できないものもあります。
それで拝見したのがこちらの作品。
萩焼立鶴筒茶碗です。
立鶴の作品は多くありますが、これと同じような作品を何かで見たような…
とても興味がわいてくる作品です。
日本に帰ったら調べてみたいと思います。
日本で作られた名品が海外に飛んで行ってるということは珍しいことではありません。
海外で日本の良いものに出会うと嬉しいものですね。
ありがとうございました!
今回で国内の旅は終わり。
東京に少し滞在した後、店舗改装に取り組みたいと思います!