象嵌技法
お店に来られた方によく興味を持っていただけるのが、田口潤先生の象嵌蛸唐草のマグであったりお碗です。
陶芸をしない自分も含めて全く作成方法を知らないと、何でこんな模様が作れるのっていう感じです。
方法を聞いても???ってなることもしばしば。。
そこで今日は象嵌技法について少々。
まずは、いつも皆さんに喜んでいただく田口さんの象嵌蛸唐草がこちら
↓ ↓ ↓ 軽くて、とても使いやすいマグカップです。
冒頭から象嵌象嵌と書いてますが、象嵌と書いて「ぞうがん」と読みます。
模様は日本人にもなじみの深い蛸唐草(たこからくさ)模様です。
色々な工芸品でこの象嵌技法が用いられていますが、陶芸の世界でも技法を用いている作品とよく出会います。
説明についてはウィキペディアでも見てみてください(^^;
●ウィキペディア 象嵌
要は土台となる土に違う種類の土を嵌め(ハメ)こんで作品を装飾していくことです。
田口先生のマグカップのこの線一本一本が手作業で作りだされていると想像するだけでも、この作品に対しての作家さんの想いが伝わってきそうです。
普段の生活ではあまり「象嵌」という言葉が出てこないですが、これから工芸品等を見るときにこの言葉が出てくれば、その作品が作られる過程も想像してみてください。
一つ一つ想いを込めて丁寧に作られている姿が想像できれば、また一つ違った作品の楽しみ方が見つかるはずです。
その他の田口先生の作品はこちら