
陶芸雑誌、炎芸術161号「井戸茶碗の浪漫」に掲載された作品を追加しています。
陶芸雑誌「炎芸術」の2025年・春号が発売されました。
今回の特集は「井戸茶碗の浪漫」です。
「井戸」、「井戸茶碗とは」
お店を始めた頃はなぜこのような形を井戸茶碗と呼ぶのか不思議でしたが、10年と器の取り扱いをさせていただいている中で、何となく漠然とこれが「井戸形」なんだなと自分の中で勝手に解釈をしていた部分も正直ありました。
もちろん、数年間窯元を回って作家さんに話を伺ったり、美術館で名品と言われる作品を見たりと朧気ながら井戸について多少見聞きしてきた部分もあります。
そんな中で今回の炎芸術では井戸茶碗についてどのような解釈や説明がされているのか、そして各作家さんはどのような解釈を持って井戸茶碗を制作されているのか、楽しく読み進めることができました。
雑誌の内容はまだまだ発売されたばかりなので詳細はお伝えできませんが、井戸茶碗の魅力と謎について触れられた面白い特集だと思います。
今回のこちらの炎芸術では、萩焼屋・ギャラリー千陶で作品の取り扱いをさせていただいている作家さんも取り上げられていました。
大前悟さんをはじめ、吉野桃李さん、通次廣さん、16代坂倉新兵衛さん、鈴木大弓さん。
雑誌内で紹介をされていた吉野桃李さんの井戸茶碗は、掲載された2点とも萩焼屋のウェブサイトにアップをしています。
また、萩焼屋では兼田昌尚さんの抹茶茶碗を追加しています。
現代の陶芸家において「刳貫といえば」という問いかけに対してすぐに名前の挙がる兼田昌尚さん。
こちらもぜひご覧ください。