信楽焼の陶芸家、篠原希さんにお会いしてきました。
「萩焼屋×カケル」
信楽焼作家、篠原希氏
信楽焼作家、篠原希さんの工房へおじゃましてきました。
京都市内から自動車でおよそ1時間のところに篠原希さんのギャラリーはありました。
以前からインスタグラムで作品や活動状況を拝見させていただいていて、京都市内からそれほど遠くないことを知り、ぜひお会いしたいと思いお時間を頂戴しました。
篠原希さんの作品に興味を持ったということもありますが、日々インスタグラムで更新される篠原希さんの活動状況も大変面白く、いつも楽しませていただいています。
これまで西日本を中心に、福岡県の小石原焼、佐賀県の唐津焼、有田焼、伊万里焼、熊本県、萩焼、岡山の備前焼、兵庫の丹波焼など様々な焼き物産地を巡ってきましたが、信楽焼の里は少しこれまで回った産地ともイメージが違い、土物の焼物の大量生産を行う卸売業者が道沿いに目立っていました。また、世界中からアーティストが集まる陶芸の森も信楽ならではのアート施設で、これもさすが六古窯の一つ信楽の地だと感じさせられます。
篠原希さんのギャラリーに到着をすると綺麗な奥様とお二人で出迎えていただきました。
奥様手造りの酒粕を使った美味しいケーキと美味しいコーヒーを頂戴しました。作品の展示スペースはこじんまりとしたカフェのような造りで、いつもここでお客様をお持て成しされているお二人のご様子が思い浮かべられます。
画像を撮影するのを忘れてしまいましたが、篠原希さんの作品は釉薬を用いない焼しめの技法を守っています。備前焼の焼しめのイメージともまた違い、土の荒々しさが篠原希さんの信楽焼からはより伝わってくるように思います。篠原希さんの内に持たれる力強さの部分もその作品に加味され余計にそう感しるのかもしれません。
また、灰がガラス状に焼けていく自然釉であるビードロ釉も目をひき、一つのアクセントとなっています。自然に創り出される緑色の発色はとても美しく、土と炎が繰り出す色彩の演舞が印象的でした。
篠原希さんご自身の性格もとても真っすぐな方で、お仕事に対する熱意や、他の地域から移り住んできたゆえの信楽焼に対しての強い思いもお話いただきました。
どの職業においても同じかと思いますが、その人自身の仕事に対する熱量というものは、お話をしていると伝わってきますし、特に表現者であるほどその熱量はご自身の作品に如実に現れてくると常日頃感じさせられています。
熱量のある方と一緒にお仕事をしていきたいなと思いますし、自分自身も熱量に劣らないようにしっかりと気を引き締めていかないなと改めて篠原希さんから学びました。
ありがとうございました。
いずれ篠原希さんの作品も萩焼屋を通して世界にお披露目できればと思います。
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